拙者、コトナですから。
更新が滞って申し訳ない。またしても、仕事のことで行き詰っています。近況報告がてら、最近読んだ「BIGtomorrow」12月号から一部抜粋して言い訳します。
記事は西川りゅうじん氏が掲げるキーワード「コトナ」。これは氏の造語で、意味は
「大人になりきれずに、夢ばかりを追いかけ、いつまでも学生気分が抜けない迷惑な社会人」
のことで、氏はこう綴っている。
(略)増加の一途をたどるコトナの存在は、いまや企業でも深刻な問題となっています。20代前半の世代は、少子化の影響で大切に育てられたため、精神が自立していないんです。(略)とりあえず働き、嫌なら辞めるという安易な社会人が増えているんです。
ちょっと注意をしただけで泣いたり、会社に来なくなる。かくいうボクもそんな人種かも。日々のストレスが溜まり、キレて逃亡したのです、ハイ。
氏はこう文を〆ている。
来年春の新卒社員のなかにもこうした人種はたくさんいます。これに対する上司の対応策としては、採用段階で真剣に見極めるか、危なそうな新人からは目を離さないことです。
コトナは社会の一員としかなれないということか。でも、コトナというのがボクみたいにキレてしまう人だとするなら、コトナ増殖は10年前から予期できたんじゃないのかな。
1995年、それはいじめを苦に自殺する生徒が続発した年。いじめという逆境から抜け出したくて、彼らは死を選んだ。当時中学生のボクは同年代が苦渋の選択をする彼らを報道で知り、自殺とまではいかなくともいじめを理由に転校した生徒達を眼前で見てきた。彼らとボクは紙一重なのかもしれないと思った。ただ、逃げる選択肢を持ち合わせていなかっただけ。
そして今年、ボクの同年代20代前半は、常軌を逸した凶悪犯罪で世間を賑わしている。人はキレると「相手を攻撃する」か「その場を逃げる」行動をとるとのことだが、コトナは逆境に対峙したときの手立てを一切身につけていないから、感情的手段(前者)とか出社拒否(後者)に出てしまうのだろう。ボクも会社の辞め方は契約満了と逃亡の2つしか経験していない。上司に虐げられて対人関係にほとほと参っている時、どう退職を切り出せばいいのか。ボクが一番知りたいことである。
10月に憧れだったプログラマの職に就けた。しかし、面接の段階で聞いていたことに一部嘘があった。残業は求人票表記の2倍超、タクシー帰りの日もあった。完全週休2日制のはずが、土曜祝日出勤が常態化していた。目・肩・腰が悲鳴を上げ、病院で鍼も打った。ちなみに精神科でたずねたところ、「うつ」は起因していないらしい。嘘をつく会社に嫌気がさしたから、今月で辞めるのだ。
夜が明ければ、新たな求職活動が始まる。さぁ、どう動こうか。
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