財政破綻は目前?否!
リンク: OKWave 財政破綻は目前?.
Q. つい最近の数字で日本の借金って780兆円に達しているようですね。 もうこの数字だと少々の改革やっても焼け石に水のような気がするのですが、財政破綻は免れないのでしょうか?それと国際的に見ても最近のアルゼンチンや97年の韓国はどのくらいの額で破綻したのでしょうか? きっと日本の額より小さいはずですよね。だとしたら日本はいつ財政破綻してもおかしくないですね。政治は郵政民営化のみで他にも改革すべき点は山積なのに先に増税論ばかり取りざたされていますが、こんなことで財政を立て直すことなんで出来るのでしょうか?
(回答については上記リンク参照)
ここのところテレビやラジオで「国家予算の無駄遣い」が報じられている。そこでは今までどれだけ無駄遣いをしてきたかは紹介されるけれど、そのツケをどう払って行くのかにはあまり論じられていない感がある。OKWaveを覗くといくつかの論評が見られるが、現状では日本が財政破綻(破産)することはないと思われる。
国家の歳入は税金と国債・郵便貯金等から成り立っている。国債の95パーセントを日本人が購入していることを考えると、財政破綻して(国債が紙切れ同然になって)困るのは自ずと日本人自身ということになる。税収は歳出の半分くらいしかないので、単純な話国債の発行をやめて税収を2倍にすればいい。
歳出削減をするにも、テレビで報じられることを止めるだけでは済まされないのでは?財務省のホームページ内「日本の財政を考える」を参照するに、国債の元利払いにあてられる費用(国債費)が歳出の約2割で、これは削減しようにも無理。地方への分配(地方交付税交付金)も歳出の約2割で、これを削ると地方からブーイング。残り6割の一般歳出についても、工事を一切やらないとなると、土木業者は仕事が減るから困るだろうし、道路やライフラインの不便さは一切改善されない。公教育での補助もカットされれば子供を学校に行かせることすらままならない。年金の国庫負担が減少したら老後が心配になるし、どこをカットするにも痛みを被ることになる。前述した通り国債が紙切れ同然になると日本人が困る。もし自分の働いている会社の保有財産が国債になっていて、それが突然紙切れになったら大変だ。今は個人向け国債もあるから、法人レベルの問題だけではすまされない。いずれ困るなら、中長期的に国債を減らしていったほうがいい。国が潤えば国債の価値も上がるわけだしね。
ただそれだけのこと。大増税なんて怖気づいてる場合じゃない。じゃんじゃん働いて所得税を、じゃんじゃん買って消費税を納めましょう。
・・・その前に自分も職を探さなきゃね。ボクもじゃんじゃん働いて納税しまーす!
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