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2006/07/15

鈴香容疑者、心は読まず

 秋田県で起きた男児殺害事件。前もこれを話題にした記事を書いたけれど、畠山容疑者の供述が二転三転する上、最近では関心が薄れたか記者会見も全く報じられなくなり(開かれてないかもしれない)進捗が把握できない昨今。事件もこのまま忘れ去られてしまうのだろうか。

 供述と水死事故が起きた痕跡にまだ整合性がとれないかといって、あたかも実子に殺意があったかのような憶測を飛ばしたり、精神異常を盾にして無理に納得してしまうのは早計かと。娘の死と男児殺害に関連があるという考え・供述も、あえて疑ってみた方がいいかもしれない。

 なお、新聞ではこのように報じていた。

<秋田男児殺害>「娘、川見せる際に欄干から転落」と供述

 秋田県藤里町立藤里小1年、米山豪憲君(7)殺害事件で、殺人容疑で再逮捕された無職、畠山鈴香容疑者(33)が県警能代署捜査本部の調べに対し、4月に水死した長女彩香ちゃん(9)=同小4年=は「一緒に川を見に行った際、橋の欄干から誤って足を滑らせて落ちた」「気が動転して助けは求めなかった」などと供述していることが分かった。捜査本部は彩香ちゃんの失跡当日、畠山容疑者に似た女性と子供が同じ橋の上にいたという目撃情報も把握しており、当時の状況や新たな供述と豪憲君殺害の動機との関連について慎重に調べている。

 これまでの調べに対し、畠山容疑者は「彩香は4月9日午後4時ごろ、『人形を見せに行ってくる』と言って自宅を出たまま戻らなかった」と供述していた。
 新たな供述によると、同日夕、自宅で彩香ちゃんと2人でサクラマスの描かれた漫画を読んでいた。彩香ちゃんが「見に行きたい」と言ったため、「一緒に見に行こう」と軽乗用車に乗り、自宅から約3キロ離れた藤琴川の大沢橋まで行った。彩香ちゃんは畠山容疑者に支えられ欄干に上り川を見ていたが足を滑らせて転落したという。畠山容疑者は同日午後8時ごろ同署に捜索願を出した。
 彩香ちゃんの遺体は翌10日午後1時半ごろ、同橋から約4キロ下流の浅瀬で見つかった。死因は水死だった。捜査本部の調べで、4月9日夕、同橋に畠山容疑者のものとみられる軽乗用車が止まっていたのを複数の人が目撃。女性が橋の上で子供を抱き上げている姿を見た人もいたという。

 捜査本部は当初、彩香ちゃんが自宅近くの河原で誤って足を滑らせた事故死との見方を強めていた。しかし、(1)当時、転落現場付近の水量が少なく、遺体が1日で7キロ流れるのは困難(2)彩香ちゃんの頭に軽度の骨折の跡がある――などから、事件に巻き込まれた可能性もあるとみて豪憲君殺害事件と並行して捜査を継続。今月10日、彩香ちゃんに見立てた人形を同橋付近から流し検証した。欄干から川面までは約5メートルで、遺体の傷と矛盾しないか調べている。

 畠山容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に「彩香は水を怖がっていたので、川には近付くはずがない。何らかの他人の力が加わっているはず」と話していた。同署の捜査に不満を持ち、彩香ちゃんの死の真相を知りたいとビラを作って周辺の飲食店などに配ってもいた。
 畠山容疑者は豪憲君殺害の動機を「子供をさらってどこかへ置いてきたら、(彩香ちゃんの水死について)警察が動いてくれるのではないかと思っていた」と供述している。

 捜査本部は、なぜ転落したことを知らせずに捜索願を出したり、再捜査を望んだりしたかなど、畠山容疑者の心理状況についても追及している。
 捜査本部は6月、豪憲君殺害事件で死体遺棄容疑で畠山容疑者を逮捕。起訴後、殺人容疑で再逮捕している。
[毎日新聞社:2006年07月14日 03時00分]

 これは毎日新聞のスクープで、これに疑問を投げかける他紙も少なくない。こういった疑問が集積して些末な2時間ドラマの様相を呈してきたこの事件、マスコミがそう仕向けたのなら、責任もって結末(要するに真実)を見せてほしい。とはいえ、ワイドショーでの扱いは小さくなって自然消滅してしまうのもまた事実。これは2時間ドラマと違い本当に人が死に、傷ついているんだ。深入りするとキリがない。度が過ぎればプライバシーの侵害、そろそろ大人しく放っておくというのも正しい選択肢の一つだろう。事件が決着してからルポで振り返っても遅くない。

 今回は「おねばのエール」と「ルミエのダイアリー」にトラックバックです。

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