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2006/12/20

心の傷を負う者、ここに一人。

 ボクにとって、いじめ問題はライフワークの一つです。ガキの頃にいじめられなければ良かったんだけれど、やられた以上同じ悲劇を味合わせたくないと思うのは当然の心情じゃないですか。

<いじめ問題>TBS朝ズバッ!の投書が「本」に

 タレント・みのもんたさんが司会を務める朝の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)に届いたいじめ問題に関する投書が1冊の本になった。19日に発売された「サンデー毎日増刊 いじめ緊急レポート 死んではいけない」(毎日新聞社)。12月上旬までにメールやファクスなどで寄せられた投書は、現在や過去にいじめを受けた悲鳴から、克服した体験談まで7630通。みのさんは「いじめの現場からダイレクトに届いた声をぜひ皆さんに聞いてほしい、そして考えてほしい」と話している。
 「朝ズバッ!」で、10月17日にいじめに関する情報を募集したところ、同日だけで900通超の投書が寄せられた。当初は1回だけの予定だったが、反響が大きかったことから取り上げ続けた。
 「文部科学省に自殺予告の手紙が届いたことなどもあり、いじめ問題にどう向き合い、どう報道をすればいいのか悩んだ」。吉崎隆チーフプロデューサーは振り返る。それでも「つらい経験をつづるのは大きなハードルがあるはずなのに、それを乗り越えて投書してくれた。封印するわけにいかない」と語る。
 「どーして『害虫』とか『腐ってる奴(やつ)』と言われなければいけないんでしょう?私はいつも自分を責めています。こんなこと言われるのは自分のせいなんだ…、と」(中学2年女子)、「『学校へは行かなくていいよ。学校がすべてじゃないんだから』。この言葉に、救われました」(26歳女性)。いじめられた声だけではなく、克服した体験談も載せられている。
 全国の書店などで発売。定価950円(税込み)。【佐藤敬一】
[毎日新聞:2006年12月19日20時30分]

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 この本のタイトル「死んではいけない」はね、昨今の自殺問題について唯一断言できること。加害者の奴らに「死ね!」とか言われても、自ら死ぬことはないのですよ。

 先日「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日)でいじめ問題を扱っていたけれど、真っ当なことを言っていたのは現役教師と評論家だけだった。内容はいじめ抑止の為に肝要なのは「いじめは悪(犯罪)」ってーのを生徒に認識させること。いじめはなくなりようがないものだけど、この認識が有るだけで被害者は救われるよ。加害者は犯罪者なんだもん。天罰は下るって。

 ま、こんな議論も他の大半がいじめ問題に格好つけて誰か(他の政党とか、日教組とか)を責める私利行為でもみ消されましたけどね。(願わくば、本の売り上げも自殺抑止の為しかるべき団体に寄付してほしい。)

 ・・・とまあ、こんな感じでmixiに日記をつけてみました。多くの方に足あとをつけて頂き、誠にありがとうございます。しかしSNSの特性上「いじめについての意見交換」までは難しい模様です。

 「ライフワーク」と書いておきながら、こういう日記をつけた後不眠に陥るのはマズいなあ。いじめられ経験がトラウマというよりPTSDに近いものになってるな。こういう症状についてネット上、親、会社、医者に再三再四SOSを発信してきた。あたたかい言葉も頂戴しまして誠に感謝なのですが、それを超える心無い言葉も食らっておりまして、あいにく事態は好転しておりません。

 社会人ともなると、「好転待ち」する時間なんてないんですよ。生命を絶たれる前に社会から抹殺されますので、その度に這い上がらなければ(社会復帰しなければ)ならない。よく子供の頃「夢を持て」とか聞いてたし、今でもよく子供たちに聞かせる話だけど、ひどく反論したい。無責任に先が明るいようなことを言うのはやめてもらいたい。一般的にはイイ話に聞こえるけど、肝心の、いじめの惨禍にいる被害者の心には届かないぞ。実際、いじめの大人版「社会の圧力」につぶされたボクには到底理解できんもん。

 いじめによる心の傷を持った人たちは世代を問わず多くいらっしゃる。そのほとんどの方が「あの時自殺しなくて、本当によかった!」と心底思える世の中に、なっているのだろうか?「自殺するほどではない」と同時に「行きにくい」世の中であるとボクは感じています。某テレビCMのキャッチコピー通りの世の中であればいいなと、切に願いますよ。無理にでも信じたい。

このろくでもない、すばらしき世界。

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